ダイソー発泡スチロールブロックの強度は意外と高い?検証してみた

ダイソーで販売されている「発泡スチロール ブロック」は、その見た目からは想像しづらいほどの強度を持ち、さまざまな用途で活用されています。

ベッドの土台や棚、踏み台、さらには庭のDIYなど、多用途に使える手軽な素材として注目されています。しかし、「どの向きで置くべき?」「耐荷重は?」「本当にテレビ台として使って大丈夫?」といった疑問も多く見られます。

この記事では、実際の強度や使用例、他の100均やホームセンターとの比較、そして適切な使い方まで詳しく解説していきます。

この記事でわかること

  • ダイソーの発泡スチロールブロックの耐荷重や強度の実態
  • ベッドや棚など実際の使用例と注意点
  • セリアやコーナン、ニトリなど他社製品との比較
  • 売り場で確認すべきポイントや選び方のコツ

ダイソー発泡スチロールブロックの強度はどのくらい?

ダイソーの発泡スチロールブロックは、軽さと扱いやすさが魅力ですが、実際の「強度」はどうなのでしょうか?家具の土台として使えるのか、どれほどの重さに耐えられるのかなど、気になる点は多くあります。

ここでは、耐荷重の目安や設置時の向き、具体的な耐久力などを詳しく見ていきます。

耐荷重の目安と注意点

ダイソーで販売されている発泡スチロールブロックは、見た目こそ軽くて頼りなく感じるかもしれませんが、意外にも一定の耐荷重性能を備えています。一般的な商品であれば、垂直方向に10〜15kg程度の重さには耐えられるものが多く、ちょっとした棚の土台や軽い物置き台としては問題なく使えます。

ただし、注意すべきポイントもあります。それは「荷重のかけ方」です。発泡スチロールは面で受ける力には比較的強いものの、点や角に集中して荷重がかかると、あっさりと潰れてしまうことがあります。また、水や湿気にも弱いため、屋外や水回りでの使用は避けるか、防水処理を施すことが必要です。

製品ラベルに耐荷重の記載がない場合でも、使用目的に応じて軽量のものから試してみることで、安全かつ効果的に利用できます。無理な使い方をしなければ、日常のちょっとしたDIYには頼れる素材です。

ブロックの向きで強度は変わる?

同じダイソーの発泡スチロールブロックでも、使い方次第で強度に大きな差が出るのが「向き」です。多くのブロックは、内部に空洞やスリットがある構造になっており、この空洞部分の配置方向が強度に直結します。

例えば、スリットが縦に入っているブロックを横向きに置くと、荷重をうまく分散できず、圧力が一点に集中して壊れやすくなります。逆に、縦向きにして面で荷重を受け止める配置にすれば、比較的安定した強度を発揮します。

また、発泡スチロール自体が柔らかいため、ブロック同士をしっかりと固定しないと、力のかかり方にムラが生じて思わぬ破損を引き起こすことも。水平器などを使って水平を保ち、荷重が分散されるように配置することで、より安全に使用できます。

つまり、ブロックの向きを工夫することで、実際の使用時の耐久性に大きな差が出るのです。DIY初心者でも、このポイントを押さえておくだけで、ぐっと安全性が高まります。

重さに耐えられるのは何kgまで?

ダイソーの発泡スチロールブロックは、その軽さとは裏腹に、意外と重さに耐えられる構造になっています。ただし、具体的な「何kgまで大丈夫か?」という点には注意が必要です。というのも、商品ごとに密度や構造が異なり、耐荷重性能にばらつきがあるからです。

目安としては、しっかりとした形状のものであれば、およそ10〜15kgの荷重には耐えられるとされています。これは、たとえば観葉植物の鉢や小型の収納ボックスを上に乗せる程度であれば、問題なく使えるレベルです。

ただし、同じ重さでも「荷重のかかり方」が非常に重要です。面で支える形なら安定していても、細い脚など点で支える場合には、発泡スチロールが凹んでしまう可能性があります。また、重ねて使う場合や、脚の下に複数配置する場合も、均等に荷重がかかるよう調整することで、より高い耐久性を引き出すことが可能です。

あくまで軽量用途に限定した使い方を前提に、少しずつ試しながら使うことで、ブロック本来の力を安全に引き出せるでしょう。

実際にベッドや棚に使えるのか?

DIY好きの間では、「ダイソーの発泡スチロールブロックでベッドや棚を作ってみたい!」という声もよく聞かれます。結論から言えば、「使い方次第」で可能ですが、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。

まず、棚として使う場合。軽量の収納棚であれば、ブロックを土台として使っても十分対応できます。特に板材と組み合わせて、四隅を支えるように設置すれば、安定感も出て強度的にも安心です。重い本や家電などを乗せるのであれば、複数のブロックを並べて使い、荷重を分散させることが大切です。

次にベッドについて。人の体重を支えるという点では、発泡スチロールブロック単体ではやや不安があります。ただし、フレームの構造やスノコとの組み合わせを工夫し、ブロックを補助的な支柱として使うことで、ある程度の強度は確保できます。実際に、「仮眠用」「軽量マットレス使用」で簡易ベッドを自作している人もいます。

どちらの場合も共通して言えるのは、「安全第一」。使用前には一度テスト的に荷重をかけてみて、問題がないか確認することが大切です。

テレビ台や踏み台に使った人の声

ダイソーの発泡スチロールブロックは、手軽に入手できることから、テレビ台や踏み台として使ったというユーザーの声も多く見られます。SNSやレビューをチェックすると、実際に「意外と安定していて驚いた」「軽いテレビなら問題なく置けた」といったポジティブな意見が目立ちます。

ただし、やはり限界もあります。重さがあるテレビや頻繁に乗り降りする踏み台としての使用には注意が必要で、「数ヶ月でへこんできた」「表面が割れた」といった報告もあるのが現実です。とくに小さな接地面で強い力が加わるような状況では、発泡スチロールの性質上、へたりや割れが発生しやすくなります。

そのため、テレビ台として使う場合は軽量の小型テレビに限り、底面に板を敷くなどして荷重を分散させる工夫が推奨されます。踏み台に関しても、あくまで「仮設的な使用」や「子どもがちょっと手を伸ばす時」程度にとどめた方が安全です。

実際の利用者の声を参考にすると、「使いどころを見極めれば便利だけど、過信は禁物」といったバランス感覚が求められるようです。

ダイソー発泡スチロールブロックの強度を他の素材や店舗と比較

ダイソーの発泡スチロールブロックの強度をより正確に理解するには、他の100均やホームセンターで販売されている類似品と比較するのが効果的です。

ここでは、セリアやコーナン、ニトリなどの製品との違いから、本物のレンガや素焼きレンガとの強度差、売り場や箱に記載された情報の見方、さらには庭や壁などへのDIY使用の可能性までを検証していきます。

セリア・コーナン・ニトリとの違い

同じような発泡スチロールブロックを扱っている店舗として、セリアやコーナン、そしてニトリなどが挙げられますが、ダイソーの製品と比較すると、いくつかの違いが見えてきます。

まずセリアは、インテリア重視のコンパクトな商品が多く、装飾的な要素にこだわりたい場合に向いています。ただし、耐荷重に関してはそこまで強くなく、あくまでディスプレイ用途向きです。コーナンは逆に、実用性重視で硬めの発泡スチロールや別素材のブロックを取り扱っており、DIY向けに使いやすいラインナップが魅力です。

ニトリに関しては、そもそも発泡スチロールブロックそのものの取り扱いは少ない傾向にありますが、収納用のブロックやスタッキング可能なアイテムが中心。価格帯は少し上がるものの、強度や見た目の高級感はあります。

ダイソーの製品はその中間に位置し、コスパの高さと手軽さが最大の魅力です。強度面では用途によって他店に軍配が上がる場合もありますが、「ちょっとした使い方」には非常に適していると言えるでしょう。

ホームセンターやコメリでの類似品との比較

ホームセンターやコメリなどの店舗では、ダイソーとは異なるタイプの発泡スチロールブロックや類似素材のブロックが数多く販売されています。それらと比べると、ダイソーの製品は「価格と手軽さ」に特化している一方、「強度と耐久性」では若干劣るケースが多いです。

たとえば、ホームセンターで販売されているブロックは、圧縮強度が高い「高密度発泡スチロール」や「発泡ポリスチレン」などが採用されており、耐荷重は30kg〜50kgを超えるものも存在します。また、サイズや形状も豊富で、構造的に安定した作りになっていることが特徴です。

コメリでは、屋外用や断熱用として設計されたものもあり、耐水性や耐熱性にも優れているタイプが揃っています。そうした製品は、DIYや建築用途において長期間の使用を想定したつくりとなっており、強度だけでなく安全性の面でも安心です。

一方で、ダイソーの発泡スチロールブロックは、あくまで「軽作業向け」「短期使用向け」として位置付けられます。価格の安さを活かして「試しに使ってみたい」「仮置きしたい」といったニーズに応える存在です。

本物のレンガや素焼きレンガとの強度差

ダイソーの発泡スチロールブロックと、本物のレンガや素焼きレンガとを比較した場合、その「強度差」は明らかです。レンガはもともと建築素材として使用されるだけあって、数百kgもの荷重にも耐えられる耐久性を持っています。一方、発泡スチロールは軽量性が最大のメリットですが、荷重がかかると簡単に潰れてしまう弱点があります。

素焼きレンガも同様に、自然素材でありながら高温で焼き固められているため、硬さと耐候性に優れています。庭や外壁の施工に使われることも多く、屋外の過酷な環境でも長く使用可能です。対して、発泡スチロールは水や紫外線に弱く、屋外使用にはあまり向いていません。

しかし、用途によっては発泡スチロールにも利点があります。たとえば、移動させる必要がある仮設の棚や、子どもの工作・軽量なインテリアには最適です。レンガのように重くないため、女性や高齢者でも簡単に扱えるというのは、レンガにはない魅力といえます。

つまり、強度だけを比較すればレンガに軍配が上がりますが、「目的に応じた使い分け」がポイントになります。

売り場や箱の表示から強度を見極める方法

ダイソーの発泡スチロールブロックを購入する際、強度に不安を感じる人も多いのではないでしょうか。実際に「どれくらいの重さに耐えられるのか?」という情報は、明記されていない場合も多く、判断が難しいのが現状です。

そんなときに役立つのが、売り場やパッケージのちょっとした情報です。まず注目したいのは、商品のサイズと厚み。一般的に、厚みがしっかりしているものほど耐荷重性が高く、内部が詰まっている(高密度)のものであれば、より安心して使用できます。

また、陳列棚の近くに「用途例」や「注意書き」が記載されていることもあります。「軽量物専用」や「観賞用」といった文言があれば、それは強度が高くない証拠。逆に、「棚板として使用可能」や「耐圧テスト済み」といった表記があるものは、実用性に期待できるタイプです。

可能であれば、商品を手に取って触れてみるのも一つの手です。指で押したときにすぐにへこむものは密度が低く、潰れやすい傾向があります。目視や触感を頼りに、より頑丈なものを選ぶのがポイントです。

庭や壁、タイルDIYに使えるかを計算してみた

「ダイソーの発泡スチロールブロックを庭や壁、タイルのDIYに使えるの?」という疑問を持つ方もいるかもしれません。結論から言えば、「軽量作業であれば可能。ただし工夫と計算が必要」です。

まず庭の装飾やちょっとした段差づけには、発泡スチロールの軽さが活かされます。地面に直置きする場合、地面との接地面積を広く取ることで安定感を確保でき、上から乗せる鉢や装飾物が軽ければ、問題なく使用可能です。

一方で、壁面への取り付けやタイルのベースとして使う場合は、耐荷重や耐水性の観点から、より慎重な設計が必要です。たとえば、1個あたりにかかる想定荷重をあらかじめ計算し、それが10kg以下に抑えられていれば、構造的には可能な場合もあります。接着剤や両面テープを使って強度を補強することで、実用的な壁装飾が実現できる例も報告されています。

ただし、風雨や日差しが当たる屋外では、劣化が早まるため、防水シートや塗装を施してから使用するのが理想です。DIYの自由度は高いものの、安全性を確保するために、計算と準備を怠らないようにしましょう。

まとめ

この記事のポイントをまとめます。

  • ダイソーの発泡スチロールブロックは見た目以上に強度がある
  • 向きを工夫することで耐荷重が大きく変わる
  • 耐荷重はおおよそ1個あたり20~30kg程度が目安
  • ベッドや棚、テレビ台の土台としても使用可能
  • 踏み台として使う場合は注意が必要
  • セリアやコーナン、ニトリといった他社製品との違いもある
  • コメリやナフコなどホームセンターの類似品はより頑丈な傾向がある
  • 本物のレンガや素焼きレンガとは強度面で明確な差がある
  • 売り場で箱の表示や素材の密度を確認すると判断しやすい
  • 庭や壁、タイルDIYなどには工夫すれば利用可能

ダイソーの発泡スチロールブロックは、その手軽さと安価さから幅広いDIYに活用できる便利なアイテムです。しかし、使用する際には「向き」や「耐荷重」の理解が欠かせません。他の100均やホームセンターの製品と比較することで、自分の目的に最も合った素材を選ぶことができます。ベッドや棚など重量物を支える用途にも対応できますが、安全のためには事前の強度確認が重要です。活用方法を正しく知り、安心してDIYを楽しんでください。

タイトルとURLをコピーしました